
2024年12月16日、渋谷区立神宮前小学校での「探究学習」の時間において、コロコロコミックが特別授業を実施しました。
「探究学習」は2020年より新しい学習指導要領のもと授業が開始された科目で、教科書の内容を教師から教えてもらう授業形式ではなく、子どもたちそれぞれが主体的に学びを深めることを目的としています。
1年生〜4年生の生徒を対象に、「なろうぜ!!マンガマスター」と題した授業を実施し、講師はコロコロコミック副編集長の小林浩一扮する「ドクター・コバ」が務めました。
2時間の授業の前半では、子どもたちがマンガをどれほど知っているか、チェックリストを用いて確認しながら、コロコロコミックの名称の由 来やドラえもんの生みの親・藤子不二雄先生と手塚治虫先生の関係性など、マンガにまつわる話が展開されました。


後半は月刊コロコロコミックで「ゲーつくっ!!」を連載していた漫画家・ギャル王子先生を交えて「学校生活での困りごと」をテーマに4コママンガ作りに挑戦。
子どもたちが描いた思い思いの4コママンガの一つをギャル王子先生がその場で清書しました。
選ばれたマンガは「ボロボロのえんぴつ」。友達に貸したえんぴつが、数日後にボロボロになって返ってきた、という小学生のリアルな日常を垣間見れるエピソードを描いてくれました。
ギャル王子先生がマンガを描 き上げた瞬間、子どもたちからは歓声が上がりました。中には、「スゴすぎる!」「はやい!」「プロだ!」といった声も聞こえてきました。


授業の最後には、授業に出席してくれた全員にコロコロコミックから「マンガマスター認定証」が授与されました。ギャル王子先生のサイン会なども実施され、大盛況のまま授業終了を迎えました。

授業後、ある生徒は「マンガについて、全く知らなかったことを学べた。プロの漫画家さんのお仕事を見ることができて楽しかった」と振り返ってくれました。
今回の授業を通して小林浩一副編集長は「2時間授業をしてみて驚いたのは、子どもたちみんながとても集中して聞いてくれていたこと。何かを作るという非常に大変なことに対して、一人ひとりがしっかりと考えて形にしようと取り組んでくれてとても嬉しかった。もし今回マンガが授業内に完成できなかったとしても、最後まで描ききってほしい。そういった姿勢が今後の学校生活や将来にも役にたつのでは」とコメントしました。