
総務省「DIGITAL POSITIVE ACTION」プロジェクトの一環として開催されるInnovation Nippon 2025シンポジウム「子どもと社会をつなぐ、インターネットの未来像」に、小学館からコロコロコミック編集部 副編集長の小林浩一が登壇しました。
ICTリテラシー向上のためのシンポジウムが開催
総務省「DIGITAL POSITIVE ACTION」プロジェクトは、インターネットやSNSにおける利用者のICTリテラシー向上を目指して発足された、官民連携での意識啓発プロジェクトです。
本シンポジウムでは、「子どもと社会をつなぐ、インターネットの未来像」をテーマに、現代の子供たちを取り巻くインターネット環境について、専門家の意見を交えながら議論が行われました。
3名の基調講演からスタート

シンポジウムは3名の基調講演からスタート。
それぞれの立場から、青少年のインターネット環境についての認識や対策が紹介されました。
吉田 弘毅氏(総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 企画官)
吉田氏の講演では、青少年のインターネット利用率が急速に増加している背景を踏まえ、フィルタリングサービスの普及率について言及。携帯電話事業者等には、保護者から利用しない旨の申し出がない限り、フィルタリングサービスの提供が義務付けられていることや、「利用制限」から「利活用前提」での対策に変わってきていることなどが紹介されました。
野田 由比子氏(グーグル合同会社 YouTube 政府渉外・公共政策部 ジャパン リード)
野田氏の講演では、YouTubeにおける取り組みに注目し、コンテンツの内容をAIを使って分析していることや、「4つのR」(REMOVE / RAISE / REWARD / REDUCE)に基づいて責任に対する取り組みを行っていることなどが紹介されました。
山口 真一氏(国際大学GLOCOM 准教授・主幹研究員)
山口氏の講演では、全国4,800人の青少年と保護者を対象に行なったアンケート調査の結果をもとに、青少年のインターネット利用率が、保護者の認識より実際は10%程度高いなど、青少年のリアルなインターネット環境が紹介されました。
パネルディスカッション第1部では小林副編集長が登壇
