
「コロコロイチバン!」でまんがも連載中のカードゲ ーム『カンジモンスターズ』と、楽しくことわざを学べる『正しいことわざどっち辞典』を題材にした特別授業が2025年4月6日(日)に千駄ヶ谷コミュニティセンターで開催されました。
本イベントは、コロコロコミック副編集長・小林浩一(Dr.コバ)によるまんがの授業と、『カンジモンスターズ』の生みの親「tanQ」の森本さんによる漢字の授業の2本立てで実施され、楽しみながら国語を学びたい家族を中心に36家族88名が会場に集いました。

第1部はDr.コバの「まんが授業」
講師として、コロコロコミック副編集長・小林浩一がDr.コバとして登場。スライドを使ったまんがの授業がスタートしました。
前半は、配布されたワークシートに沿って、YouTubeや画像を見ながら日本のまんがやアニメの歴史が解説され、参加者にも発言を求めるなど、参加型の授業となりました。
「虫プロダクションの代表は手塚治虫」や「ルーブル美術館はパリにある」という発言もあり、子どもたちの予想外の知識の多さに、会場全体が驚く場面も。
今回の授業のような、娯楽を学びに繋げる「エデュテイメント」の一例として、コロコロコミックから発売されている『正しいことわざどっち辞典』や『カブトクワガタ』といった、学習につながる書籍やゲームの紹介も織り込まれました。
※エデュテイメント
エデュテイメント(edutainment)とは、教育(education)と娯楽(entertainment)を組み合わせた言葉で、楽しみながら学ぶこと。
最近ではテレビ番組やゲーム、映画、音楽、ウェブサイト、アプリなど、さまざまなコンテンツに教育的要素が盛り込まれています。


後半20分は、「日常の困りごと」をテーマにした4コマ漫画の制作に挑戦。
自由な発想で漫画制作に取り組む姿が見られ、どの参加者も楽しみながらも真剣に取り組んでいる様子でした。
授業の最後にはユニークな漫画を書いてくれた子どもに内容を本人に発表してもらいました。自発的に発表してくれる子どももおり、参加者の意欲の高さが伺えました。


第2部は白熱の「カンモン授業」!
休憩を挟んだあとは、『カンジモンスターズ』の作者・tanQ森本さんによる「漢字の授業」。『カンジモンスターズ』の対戦が行われました。会場には、多種多様なカンモンカードがずらりと並べられ、参加者は思い思いの組み合わせ でデッキを組み始めました。
デッキが完成した子どもたちは、家族同士で対戦したり、初めて会う家族とペアを組んで対戦を楽しんだりしていました。
一通り対戦を楽しんだ後、森本さんから、実はこのゲームには漢字の成り立ちが隠されている、という解説が。
『カンジモンスターズ』は部首モチーフの「マナカード」を漢字モチーフの「モンスターカード」に合体させて戦うカードゲーム。対戦を楽しんでいるうちに自然と漢字の成り立ちが理解できるという、『カンジモンスターズ』ならではの“遊びながら学べる”特徴が紹介されました。


最後は認定証授与&サイン会!
イベントの締めくくりには、参加者全員に「マンガマスター認定証」が配布されました。
その後実施されたサイン会では、ほとんどの子どもたちが森本さんとDr.コバのもとに列を作り、サインを求める盛況ぶり。
また併設された物販コーナーでは、多くの参加者が授業で取り扱った『カンジモンスターズ』や『正しいことわざどっち辞典』を購入するなど、イベントを通して得た学びへの関心の高さが伺えました。
今回のイベントは、遊びを楽しむ過程で学びを深めることができる、「エデュテイメント」の実践として貴重な機会となりました。子どもたちの笑顔と真剣な眼差しが印象的な、学びと楽しさが融合したイベントは大盛況のうちに幕を閉じました。





イベント開催で見えた「エデュテイメント」の可能性
今回のイベントを通じて、「エデュテイメント」は単なるエンターテインメントに留まらず、学びや体験を通じて参加者の知的好奇心を刺激し、満足度を高めることで、新たな価値を生み出す可能性を示唆しました。
イベント後、小林副編集長は「今後は他のコンテンツもエデュテイメントに活用しながら、読者に新たな体験を提供していきたい」と意欲を見せました。
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